Mas Sawadaの音楽の話

その3です。
僕のふるさとは広島県福山市。隣の尾道は小さな市なのに有名。僕も尾道が好き。
何故か?夕焼けの空の色ですね。
本当に綺麗な夕焼け色、大林監督がこだわった色だな。
福山にはあんまり綺麗とか・・ん〜無いな、鞆という港町が有りますね。
父の実家が有る。古い町、歴史も有って好きな佇まい。
僕のふるさとの想い出で懐かしいのはニオイだな。
なんというか海の潮の香りと漁師が干している網の臭い、ちょっと生臭いけど、
何故かほっとする。
福山は小さな工場が多いので油な臭いがする。
バンドで工場を利用して練習をしたことがあるな、練習というといろいろ苦労したね。
今みたいにリハスタなんてないから、農家の友達の納屋というか土蔵で練習したよ。
なかなかすばらしい環境で音の漏れ的にはOKな感じだけど、酸素不足になってしまうし
電気は倉の真ん中にある裸電球が付いているソケットに一口コンセントが有ってそこから
引っ張って来て、皆で使う・・・。工場では良くやった様々な所、だってすぐうるさいと
怒られ、中断という事になるからツイスト(当時はFBI
BANDと名乗っていた)になって、
と言っても高2かな?
ギターの壇上(現在はキャラ人形の製造の会社を経営)のガソリンスタンドの会議室で練習していた。でも、斜向かいに病院があって、練習していると看護士さんが慌てて
来られて「患者さんが引きつけるから、止めてください」って、とりあえず中止だわな。
でも何回かやったね。うちの新しい家でもやったな、父がこの部屋は防音仕様なんじゃと
言っていたので、早速試して見ることに「どこが防音じゃ!」というぐらい近所に響き渡り、
隣の保育園からクレーム、即中止! 一番長く練習が出来たのは、世良のおばあちゃんが管理して
いるという、山の中にある神社?の様なところ。ここに皆で楽器運んで、神本のオルガンが異様に
重くて辛かった事を今も覚えてる。

結構、クレームも来ることもなく充実した練習ができたので、嬉しくてプチ合宿の如く、
練習しましたね。本当に良い想い出だな。宮藤官九郎が表現したい青春モノを地で行っている
感じ。

この先は次回。



では。

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